「エバンジェリストの仕事術」(西脇資哲)
著者の西脇資哲さんは、日本マイクロソフトのエバンジェリストであり、また、西脇さんの「エバンジェリスト養成講座」というプレゼンテーション講座にはITエンジニアを中心にファンが多いことで知られています。
私自身も西脇さんのセミナーをこれまで3度ほど聴かせて頂き、その物事の魅力的な伝え方に魅了された1人です。(プレゼンの神様 - koda-album)
さて、本作ですが、「エバンジェリスト西脇資哲の作り方」とでも言えるような内容に仕上がっていまして、一気に読んでしまいました。
前作*1がプレゼンテーションの指南本だったのに対して、一転して、今作は西脇さん自身の伝記的テイストだったと言えます。
タイトルには「仕事術」とありますが、どちらかというと、いかにして今の「エバンジェリスト西脇資哲」が作り上げられたのか、そのキャリア、考え方、仕事の取り組み方が綴られているという感じです。
- 企業における自分の存在価値は、自分でつくり出していくしかないのだ。
- 自分の存在によって、上司がこれからどういうふうに変わっていくのか、会社がどう変わっていくのかを説明することが大事だ。
- ボールを自分が握っていることほど無駄なことはない。
- 開発者、技術者へ向けたプレゼンは「仲間目線」が鍵
- 経験を重ねるためには、行動を起こすこと。面倒くさがり屋は致命的だ。とにかくすぐ行動に起こすこと。
小さい頃から自分が好きだったこと、今やりたいこと、これからの15年でやりたいこと。それを忘れずに、スピーディにアクションしていくことが大事なんでしょうね。