2014/08/23 『納品をなくせばうまくいく』出版記念 倉貫さんと語る会 - AgileJapan北陸
全国各地で開催(2014年7月〜9月に登壇させて頂くイベント・講演の予定 | Social Change!)されている、SonicGarden倉貫さんを囲む会。その北陸版に参加してきました。
『納品をなくせばうまくいく』出版記念 倉貫さんと語る会 - AgileJapan北陸 | Doorkeeper
いつもはお酒を入れながら聞いてもらうスタイルをとっているそうですが、今回は会場の都合上、お酒抜きでした。
倉貫さんのロジック
とある理由もありまして前日も含めた2日間、倉貫さんのお話を聞かせて頂くチャンスを頂いたのですが、感じたことは、そのロジックの明確さ。
実現したいビジョンが明確なので、そこへ至るためのアプローチも明確。ツッコム余地がないくらい。 目指したいビジョンがはっきりしているから、そこに至るアプローチの強靭さもしっかりしてるんだろうと感じました。 (果たして僕はどうだろうかと。)
あと、事前に本を読んでた時にも感じてたのですが、以前講演を聴かせて頂いたチェンジビジョン平鍋さんのお話と通ずる何かも感じました。(アジャイルという観点では共通項はもちろんあるんでしょうが、そこを超えた何か思考的な部分にも共通項を感じました。)
メモとか
- プログラマが幸せに
- 当たり前の正しさ
- 会社は、腕を磨く修業の場
- オフィスは、働きやすい場所のこと
- プログラマは、管理されればされるほど、ルールで縛られれば縛られるほど、モチベーション・生産力が落ちていくもの。
- アジャイルをやろうとしてるわけではない
- アジャイルは、「アジャイルやろう!」と言ってやるものではない。アジャイルプラクティスを持ってきてそれをただやろうとしても上手くいかない。
- 現場が試行錯誤して、その現場(開発事情)にあった方式を探っていくことがアジャイル。
- 「究極のアジャイル」と「至高のアジャイル」(なぜアジャイル開発はうまくいかないのか 〜 Don’t just do agile. Be agile. | Social Change!)
- ココロのブレーキを壊す
- 現場が一番わかってる。マネジメントは要らない。(セルフマネジメントできることが前提。)
- そもそもの仕事の考え方が違う。時間で縛られているわけじゃない。
- 半分が「納品のない受託開発」の業務。もう半分で自主サービス業務(ここで新しい技術を試す)。主業務にフル時間をあてないので無理も生じない。
- 仲間を作る
- チームを作る
- 問題提起だけじゃなく、どうしたいか。
仕事の捉え方
「納品のない受託開発」には適用可能なビジネススタイル領域というものがあるので、僕個人としては、それ自体については置いておいて、それを実現するための「仕事の捉え方」みたいなものに特に感じるものがありました。
もちろん、ご本にサインも頂きましたヨ。
Amazon.co.jp: 「納品」をなくせばうまくいく ソフトウェア業界の“常識"を変えるビジネスモデル: 倉貫 義人: 本