それは突然訪れる
人生の区切りは、思いがけないタイミングで突然に訪れたりする。
あのひとときが永遠の別れになったりする。
なにげなく交わした一言が最後の会話になったりもする。
これから先の何十年も当たり前に続いていくと思ってた日常が、突然ある日を境に無くなってしまう。
あの時ああしてたら良かった。こうすれば良かった。こんな話もしておけばよかった。
多かれ少なかれ、絶対にそういう後悔は残る。だって、あまりにも突然に訪れるから。
あの世とか天国とかみたいな概念は、なんとなく宗教じみてて敬遠したい感じがしたり、そもそも生き残った側のエゴなのかもしれないと思っちゃうことは多々あるんだけど、そういう概念も割と大切だと思う。
その日が来るのが早いか遅いかの違い。ただそれだけ。
誰にもいつか訪れることだから、その時が来たときに後悔がなるべく少なくなるように日々を過ごす。これしかない。
遅すぎるということはない。今からできることをやればいいんだと思う。
残された側も、いつかは自分自身もあっちの世界に行くわけだし、その時まで先に行った人には待っててもらいつつ、残された時間を大事に丁寧に生きてく。
さみしさに押しつぶされる必要はない。
早いか遅いかの違いだけ。
ちょっと先に行くのか、後から行くかの違いだけ。
さみしさに押しつぶされる必要はない。